色々役に立つとか立たないとか、不動産のあれこれを気ままに書いていきます(^^)/ 興味があれば読んでください(-。-)y-゜゜゜
3軒目の中古戸建を購入した時の話・・・
投資物件として中古戸建てを探していた私は、築年数は古いが、ほとんど土地の値段と変わらない230万円の物件を知り合いの不動産会社から紹介してもらいました。
内見をしてその日のうちに30万円指値をして、200万円で買付証明書を書きました。
事前に折り合いがつきそうな金額は不動産会社の担当と打ち合わせ済みで、おおかた予想通りの220万円で売主が承諾し購入することになりました。
不動産会社の担当が、
「買付入れてみて下さい。でないといくらで、売主の方が納得するか分かりません。」
と言ってくる事がありますが、殆どの場合、間の不動産仲介業者は折り合いのつく金額を知っています。
それでいて、買主の背中を押そうと思い、買付証明を書いて欲しいと言うのです。
私は、同じ不動産仲介業者として、話を進めて欲しいので買うと決めたらすぐに買付証明書を書くようにしています。皆さんは、私のように無理に当日に買付証明書を書く必要はないので、家に持ち帰り冷静になって検討して下さい。
リスクを防ぐ近隣あいさつ
私は、物件購入後は必ず近隣あいさつをするようにしています。
ほとんどの住宅地(特に田舎)では、皆トラブルなく平和に暮らす事を願っています。外部から知らない人が引っ越してきて、平和な毎日を乱されるのが嫌なのです。
近隣あいさつをしていても、人によっては、まるで変な奴が越してきていないかを確認するように、職業から家族構成から根ほり葉ほり聞かれることもあります。
一般常識的にも、内外装の工事で大きな音を出してしまう可能性を考えても、購入後の近隣あいさつをお勧めします。
私は、投資物件としての購入で、自分が住むわけではないので周辺3~5件にあいさつしますが、仮に自分で住む場合はもう少し広げても良いかもしれません。
家の両隣の方には、携帯番号を書いた名刺を渡すようにしています。まずは自己開示をして安心してもらうのと、何かあった時に、すぐ連絡をもらえる為です。
これをしているのとそうでないのとでは、後にトラブルが起きた時に、敵とみなされるか味方とみなされるかの境目になる場合があります。まさしく今回のように。
入居率アップの為の外構工事
家の中はほとんどそのまま使える状態だったのですが、庭に植木があったりして車が駐車しにくいので、植木を撤去する外構工事をすることにしました。(もちろん購入前にイメージはしていました。)
そしてこれは購入後に知ることになったのですが、前面道路がほんのわずかにカーブしており、前の道を車が通るときごくたまに、うちの敷地内を踏み込んでしまう事があると隣の住人から聞きました。
私は入居率アップの為、いかにストレスなく入居者が車を停めやすくするかを考えます。
入居者の方からすると、自分の車に当て逃げされるかもしれないと思ったらストレスが溜まり退去が早まってしまうかもしれないと考えた私は、通る車が気をつけるようにポールを立てる事にしました。
夜でも見えるように、黄色に発光するシールを貼って、さらに素材はゴムでできたポールではなく、頑丈なガードレールで使用するポールを発注しました。
車が仮に敷地に入ってきても、ポールで止まって、入居車の車を守ってくれると考えたのです。
そして私はそのポールを自分の敷地に設置するのが嫌だったので、(わずかでも入居者が使えるスペースが減ってしまうから。)役所に申請して、前面の道路上にポールを立てる事にしました。
役所の担当者から待ったがかかったポールの位置
ポールを道路上に設置しようとすると、道路を管轄している役所に許可をもらう必要があります。道路によって管轄が違うのですが、今回は市道だったので、該当の区役所が管轄です
はじめに区役所の担当者に相談し、ポールを立てる理由を説明しました。
今回で言えば、「敷地に車が入って事故が起きたら大変だ。」という大義名分があったのでスムーズに話が進みました。
問題になったのはポールの位置です。車を運転する方からよく目立ち、なおかつ通行の邪魔にならない場所、そして近隣の方からも迷惑にならないベストなポイントを考え申請しました。
しかし、区役所の担当者から待ったがかかったのです。
区役所の担当「そこだと、近隣の方の承諾がいるし、こちらの方がいいですよ。」
私「そうですか。でもここに建てると、前の家の人が車止める時に邪魔ですよ。」
区役所の担当「でもここだと、近隣の方の承諾が必要で、、、。ここだといいですよ。」
私「、、、。(近隣の承諾を面倒くさがっているな。)」
私「まぁ、じゃあ、ここにしましょうか。」
近隣の方より、役所の意見を優先したポールの位置
前の家の人の事が気になりながら、ここで交渉しても話が長引きそうだし、役所の人がすすめた位置だから仕方ないなと思い、区役所の担当者が言われたとおりの位置で申請しました。
申請の方法は、規程の申請書があるので、そこに記入と、ポールの位置に印をつけ、写真を撮って添付します。
無事ポール設置の許可もおり、工事にとりかかりました。
工事も無事終わった後、目の前の石田さんにとっては、少し駐車しにくくなって申し訳ないと思いつつも、役所に言われた通りだし仕方ないかと思いつつ、入居募集の準備にとりかかることにしました。
設置したポールに車をぶつけた石田さん
ポールの工事が無事終わって、入居募集の準備を進めていた私に、近隣挨拶をした隣の家の高原さん(仮名)から私の携帯電話に連絡が入りました。
内容を聞いて、大変な事態になったと思いました。
目の前の家の石田さん(仮名)の娘が駐車する時に、今回設置したポールに車をぶつけてしまったとのことでした。
すぐに現地に確認に行って、設置したポールを確認すると、何かが擦ったような跡がありました。目の前の石田さんのご自宅を見ると車はなく、留守の様子です。
そうしているうちに、私が到着した事に気がついたのか、隣の高原さんが出てこられました。今回の件で連絡をしてくれた方です。
高原さん「設置したポールの位置がよくないよー。前の石田さんの娘さんがぶつけてしまったよ。これはまずいことになった。」
私「はい、そのようです。すいません。すぐに対応します。」
こういう時に、言い訳をしたり、責任を逃れようとしてものちのちトラブルが大きくなってしまう気がした私は、お詫びをしてすぐに次の行動にうつりました。
再度、区役所への相談へ
区役所のいう通りの場所にポールを設置したのに、こんな事になってしまったとイライラしながら区役所の担当者に会いにいきました。
話を聞いた区役所の担当者は、多少の動揺はみえたものの、予想通り「すみません」の一言もなく「うーん。困りましたね。」の一点ばり。
あくまで自分は全然悪くないと言わんばかりの対応です。話を進めず仮にポールが設置したままでも、損するのは目の前の石田さんと、近隣住民と私だけ。
仕方ないので、私から目の前の石田さんが困っているので、ポールの位置を動かしますという提案をしました。
もちろん話を早く終わらせたい担当は、すぐ承諾しました。
設置したポールの移設
役所に一度話をした後、再度、石田さんにお詫びに行きました。今回の経緯を話し、私を責めてよいのか困惑した雰囲気でした。その様子をみて改めて本当に申し訳ないことをしたと思いました。
何かお詫びの品を持って行った方がよいのかと思いつつ、傷のある車を横目に見ながら被害額が分らずまずはお詫びのあいさつだけですませました。
ポールを移設するにあたり、隣の高原さんが親身になって動いてくれました。
高原さんは、町内の元自治会長で、近隣の方の連絡先なども把握しており、目の前の石田さん含め、地域の方の皆さんが納得するポールの位置をわざわざ署名までとって決めてくれました。
これだけ高原さんに動いていただけたのも、購入時にあいさつし、コミュニケーションをとっていた事も関係しているのではないかと思います。
新たなポールの位置を決めた写真と、署名を持って再度区役所に申請書を提出して、2度目の工事を行いました。もちろん2度目の工事費用もすべて自己負担です。
ポール移設の完了と石田さんへのお詫び
工事が進む間、隣の高原さんを通じて話を聞いていたのですが、車の傷は保険対応ということでした。
ここからは私の想像ですが、保険を使ったということは、その後の保険料が上がってしまうかもしれない。
本当に申し訳ないことをしたと思います。
工事が無事完了後、石田さんにどう弁償すればよいのか迷いつつも、お詫びの品を近隣の大型スーパーで使える商品券5万円と決め、工事の完了とお詫びのあいさつに伺いました。
石田さんがどう思われたかは分りませんが、その後も私が庭掃除をしているときに、出会っても、笑顔であいさつしていただけた事を考えると少しは許してもられたのではないかと思います。
うのみにしてはいけない役所の話
目の前の石田さん、隣の高原さん、署名をいただいた近隣の方など、多くの方に迷惑をかけた今回のポール設置でしたが、全ては私が近隣の方より、役所の意見を優先してしまった事が原因です。
人によっては、役所にクレームを入れる方もいらっしゃるのかもしれませんが、私は役所と揉めても時間と費用がかかるばかりと割り切って、特に役所の担当者にクレームは言いませんでした。
しかし役所というところは自己中心的で本当に気をつけないといけないとよい勉強になりました。(全員がそうではないと思いますが。)
皆さんももし、家の工事の件で役所に依頼することがあれば、まず近隣に迷惑がかからないか考えて、あるいは事前に近隣の方に相談することをお勧めします。
法律に違反していないから、役所が許可を出したから問題ないとは限りません。
次⇒【第7回】家を探している皆さんが必ず初めに迷う2択とは?
第1回⇒【第1回】あなたの住む町でも使える家の値下がりを最小限に抑える方法
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