不動産査定【AI・人工知能を使って物件価格を査定する方法】

不動産査定がAI(人工知能)によって行うことが可能に

この記事では不動産査定をAIによって行ってみた結果や、あなたがAI自動査定を行った時のメリット、不動産査定をAIによって算出できる無料サイトなどの情報を分かりやすくまとめています。

不動産査定を売るなら絶対ここ!

イエウール

対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル
掲載する不動産会社数 1400社以上
サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、掲載する会社数が多く、掲載企業の一覧も掲載しており、各社のアピールポイントなども見られる。

不動産査定 ai

近年、不動産テックと言われる動きが注目されています。

リアルエステートテック(Real Estate Tech・ReTech)とも言われるこの動きは、“今まで情報が分かりにくく、消費者にとって不利に行われる可能性があった不動産取引をAIによる人工知能の力で簡単に分かりやすくしよう”というもの。

とはいえ肝心なのはマンションや戸建の不動産査定に対するAIの制度ですよね?

そこで今回の記事では、不動産査定をAIによって行ってみた結果や、不動産査定をAIによって算出できる無料サイトなどの情報を分かりやすくまとめていきたいと思います。

不動産査定でAIを利用するメリット

不動産査定でAIを利用するメリットは情報を一瞬でまとめられることです。住宅購入や住宅売却は人生で一番高い買い物という方もおおいのではないでしょうか?

本来であれば一番価格に敏感でなければいけないのに、これまでは比較するデータがそもそも無く、またその比較も高いのか安いのか分からず、とても大変でした。

人工知能を初めとした不動産査定のAIサービスは、人間がやらなくてもいい部分を代わりにやってくれるサービスで、我々は大まかなデータを入力するだけでAIがおおよその査定価格を出してくれるのです。

マンションや戸建の適正価格を知る為には今までの売買事例を知るのが一番手っ取り早いのですが、AIがさらにそこから踏みこんで、結局この部屋はいくらが適正金額なんだ、ということを人工知能によって弾き出してくれます。

AIによる不動産査定の具体的な仕組み・システム

AIによる不動産査定の具体的な仕組み・システムとしては、使用しているAIが“過去にどこのどんなマンションがいくらで売れたのか”という不動産売買や不動産取引の情報を大量のデータを使ってシステムにマンションの相場感を学習しています。

その学習させたAIシステムを使って特定のマンションや戸建の現在の査定価格を算出してくれているのです。

実際にプロの不動産業者がマンションの価格査定をする時も、近くで最近売買された似たようなマンションの事例を数件引っぱってきて、南向きだから少し高い値段をつけるとか階数が低いから少し安い値段をつけるというようなことを過去の経験に基づいて行っています。

それをAIシステムを使って、より大量のデータから精緻に計算するというイメージです。AIから導き出されたその不動産査定額の正確性ですがかなり精度が高いと思われます。

不動産査定がAIシステムで分かるサイト

今回は、是非試していただきたいAI査定サービスを使いやすさや査定の精度を比較して、無料で使えるサービス7つを厳選してご紹介します。

HowMa(ハウマ)匿名も可能なAI不動産査定

HowMa(ハウマ)

「自宅をネットで自動査定」がキャッチフレーズの不動産査定サイト「HOWMA(ハウマ)」は、不動産情報を入力するだけで査定に特化したAI(人工知能)が即座に査定価格を算出するのが特徴の不動産査定サイトです。

  • 東京などの都心部だけでなく日本全国の不動産相場を地図上に表示。
  • パッと見て全国の不動産相場がわかる「全国不動産相場マップ」
  • 全国の市区町村を不動産相場が高い順に見れる「全国不動産相場ランキング」
  • 大手ポータルサイト掲載の中古物件の注意ポイントや査定価格とくらべて安いか高いかを自動でチェックする「中古物件チェッカー」

など、査定や売却に役立つさまざまなサービスも合わせて提供しているのも見逃せません。

また、査定売却価格だけでなく、貸出賃料も同時に査定するので、売るのか・貸すのかを判断する材料を手軽に得られるのが特徴です。

ハウマ独自のAI自動査定の魅力とは

ハウマの優れた部分は、AIから導き出されたその不動産査定額の正確性にあります。

ハウマの特徴

査定に必要な取引事例や公示価格などの情報は、日本全国からハウマが独自に収集。

入力された情報から緯度経度を特定して、最寄り駅や商業施設などの査定に影響する周辺情報を瞬時に判別して、自動的に査定結果へ反映しさせます。

また、登録した自宅周辺の取引事例データの閲覧や、分析の参考にすることも可能。

入力事項は物件の住所や専有面積、築年月程度といった簡単な情報だけですが、驚くほどの正確性で成約ベースの価格を一瞬で表示してくれます。

私も実際に使ってみましたが、提案される物件の適正価格が分かるので判断もラクラク。

電話などの営業も一切なく、利用料無料で使えるので安心でした。

不動産査定できる物件の種類は一戸建てと分譲マンションに限られますが、将来自宅の売却を検討している方であれば十分に使えるネットの不動産査定サイトだと思います。

ESHIL(イエシル)査定価格はビッグデータから計算

イエシルのリアルタイム参考相場価格は、ビッグデータから計算されています。

イエシル

ビッグデータとは「膨大な情報」のことですが、イエシルではなんと約9000万件の情報を利用しています。

  • 賃貸情報
  • 売買履歴

上記の2つのデータを膨大に集めることで、そのマンションの査定価格を出しているのです。この技術はイエシル独自のもので、特許も出願済みです。

取引事例比較法は、不動産鑑定士も利用しているほど

イエシルの参考相場価格は「取引事例比較法」を一つの方法として利用しています。

取引事例比較法とは「似たような取引事例と比べて、査定価格を出す」ものです。

これは不動産鑑定士も用いる方法で、やることは人工知能でも人間でも大部分は同じです。

point!
  • 「そのエリア」の事例を集める
  • 「同じ築年数」の事例を集める
  • 「同じ間取り」の事例を集める

こうした作業を「膨大にするほど精度が上がる」のですが、明らかに人間がやるより人工知能(AI)がやる方が良い作業といえます。

もちろん、事例を比較する中で「これは個別性が強すぎる」という事例を排除する必要があります。

それは人間の仕事ですが、逆に言えばそれ以外の大部分の作業は「AIの方が取引事例比較法で確かな答えを出せる」ということ。

そう考えると、少なくともこの算定方法については「イエシルの参考相場価格はある程度信頼性が高い」といえるでしょう。

VALUE AI(バリューアイ)

AI査定で外せないサービスが、株式会社コスモスイニシアが提供する「VALUE AI」です。視覚的な見やすさや操作性が群を抜いており、簡単な登録ですぐに利用できるのも一つのメリットとなります。

不動産価格の査定だけでなく、所有し続けた場合の費用や見込み家賃、その他キャッシュフローや収益分析までできる上、高度な知識を持たずに不動産投資のシミュレーターとしても活用できます。

見やすさ操作性は間違いなくNo.1ですが、 初めて使う方はどこに何があるか、各項目が何を指すかを理解するまでに少しだけ時間がかかるかもしれません。

キャッシュフローシミュレーター

AIシミュレーターということなら、オリックス銀行が提供する「キャッシュフローシミュレーター」も不動産査定では欠かせないサービスです。

無料で利用できる手軽さはもちろん、自分が所有する不動産だけでなく周辺の不動産相場も地図で確認することができ、投資として考えた時の毎月の収支が分かりやすくなっています。

所有する不動産のキャッシュフローや売却価格だけでなく、地図上に表示される物件をシミュレーションしたり、気に入った物件について融資を受けられるか事前審査できるメニューも用意されています。

基本的に不動産運用を想定したシミュレーターなので、売却時の査定額を見るには少し分かりづらい仕様となっています。

10秒でDo!

株式会社ハウスドゥが提供している「10秒でDo!」も人工知能により売却額を査定してくれるサービスです。過去の取引事例を基にしており、査定結果も3件まで保存しておくことが可能です。

査定結果から売却を検討するのであれば、そのまま問合せボタンからのメールで詳しい査定依頼を出すことも可能になっています。

「10秒」と銘打っている通り、ざっと査定したい時に「物件種別」「物件住所」「土地・建物面積」「築年数」を入力するだけで査定が完了します。もちろん、更に詳しい情報を入力すれば、より精度の高い査定結果を見ることもできます。

ただし他のサービスと比べ、査定額は「〇〇~〇〇万円」といったおおよその相場になります。

早く売りたい場合の相場も同じように算出されますが、200~300万円の幅があるため、やはり「おおよその価格」という範囲で見ていただくと良いでしょう。

マンションAIレポート

ソニー株式会社とソニー不動産が開発した「マンションAIレポート」は、今回ご紹介する中では最も操作の簡単なマンション名を入力するだけ。大手企業が開発したことや2018年5月開始ということもあり、今後が期待されるAI査定サービスです。

自社調べによると査定額と実際の相場との誤差が5%ほどとのこと。しかも、わざわざ自分で物件の詳細を入力しなくても、周辺にどんな施設があるか、推定売却価格の推移、似たような物件の紹介もあり、見やすさも他のサービスに劣りません。

まだサービス開始直後ということもあり、調べたいマンションやエリア、駅などを入力してもヒットしないことがほとんどです。価格の精度は悪くありませんが、今後確認できる物件数の拡大に期待したいところです。

見える!不動産価値

LIFULL HOME’Sと言えば、有名不動産情報サイトという認識の方も多いかと思いますが、実は「見える!不動産価値」という膨大な取引データなどからAIが売却価格を算出してくれるサービスも提供しています。

何と言っても、マンション名を入力するだけという超簡単な操作で、その物件を欲しがっている人がどのくらいいるか、周辺の不動産の過去の価格推移などを見ることができます。

見える!不動産価値で便利なのは、購入時と比較して今売ると収支はプラスなのかマイナスなのかということや、貸した場合の収支はどうか、所有し続けると固定資産税がどうなるかというコスト面の解説が自動でされるところ。ユーザー目線の「さすが!」と言わしめる高いクオリティのAI査定サービスと言えるでしょう。

グラフよりもテキストが多いため、ジックリ査定内容を確認する必要があります。また、査定価格も参考価格として数百万円の開きがあるため、参考までにご覧いただくのが良いでしょう。

AI不動産査定(まとめ)

不動産査定 ai

不動産売却の場合、まだまだ売却を真剣に考えていないユーザーも少なくありません。

まだまだ真剣でもないのに営業を受けるのではないか、という不安からネットの不動産査定を避けている人もいる様子。

ハウマはこのような「不動産売却予備軍」のニーズをくみ取り、匿名OKのAI不動産査定サービスを開始させました。

ですので、大まかな相場が知りたい人や営業電話を避けたい人におすすめだと思います。

AI査定で不動産の大まかな価格を知ることで、何かと不安な不動産取引への一歩を踏み出すことができるでしょう。

不動産査定のおすすめサイト一覧

不動産査定

自分の不動産には一体いくらの勝ちがあるのか?複数の会社で不動産査定を受けようと、それぞれの会社に連絡をするとなると時間も手間も掛かってしまいますよね?

つまり不動産査定の一括査定サービスを利用するということは、“1つのサイトに情報を入力するだけで、複数社への依頼が一括で完了する”ことが出来るのです。

ただ、これだけでは当たり前の話ですが、このサイトはどこが運営しているのか?

それを見ることで、サービスの特徴が見えてきます。

不動産査定を売るなら絶対ここ!

イエウール

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